インディジネス・ラウンドなのにAdam Goodesに口にしてはいけない野次を浴びせる観客が登場したりして、問題の根深さを改めて思わされた節。チームは余裕の勝利。なによりエキサイティング、そしてノースのファンにとってはまたまた涙をのむことになった１点差のゲーム。アデレードは勝負強さもさることながら、ケガ人の後釜が活躍するジロングのような戦いぶり。若手がどんどん出てくるってことはチームのインフラが整っているのね。８万４０００人が見守った「ドリームタイム・マッチ」はエセンドンの貫禄勝ち、頼りになる両キャプテンは今週そろって契約を更新。

 
試合中に思わぬ野次を浴びてしまったAdam Goods（写真中央）


若手の台頭が著しい、１点差の試合を制したアデレード・クローズ

シドニー　102　- コリングウッド 55
ジロング116　-　ポートアデレード 68
ウエストコースト 155 - グレートウエスタンシドニー 55
ウエスタンブルドッグス 110 - セントキルダ101
エセンドン 91 - リッチモンド62
カールトン 98 - ブリスベン 85
ホーソン 118 - ゴールドコースト 92
アデレード 125 - ノースメルボルン 124
フリーマントル 130 - メルボルン 40
 
シーズンもはや１０節。そろそろ順位が固まってきたような。注目はエセンドンがプレミア・チームに挑む土曜日、Gary Ablettの古巣対決。Ｗ杯予選のサッカーにもマケズ、「ステート・オブ・オリジン」にもマケズ…の節（ゆ）。
 
５月３１日（金）コリングウッド-ブリスベン、
６月１日（土）ゴールドコースト-ジロング、グレートウエスタンシドニー-カールトン、アデレード-フリーマントル、シドニー-エセンドン、ウエスタンブルドッグス-ポートアデレード、
６月２日（日）ホーソン-メルボルン、ノースメルボルン-セントキルダ、
６月３日（月）ウエストコースト-リッチモンド
 
 
＜この選手に注目！＞
 
Drew Petrie （ノースメルボルン・カンガルーズ）背番号9
一番ワルそうの次は、人呼んで「AFLいちのナイスガイ」。私がいま一番会ってみたい選手のひとり。１試合５つ以上の大量ゴールが多いことでも知られ、鉄人Brent Harveyの３００試合に７ゴールを蹴って華を添えたことは記憶に新しい。３０歳で新たに２年契約を更新したのは最後のファイナル出場をこの間に賭けたとみた。アンケートに答え、年間最高のゴールとマークでは「マーク」と答えているのが興味深い。ノースの選手が続いたのは一念発起を期待しているからと思ってね。