AFLがオフシーズンになり、皆の興味がすっかりクリケットに向かっている1月のメルボルンですが、今日はAFLの「メンバー」制度について少し。（ただし聞いた話ですので正確性は約束できません。）

AFLの試合前後に電車にのると、ファンの人たちが各自応援するチームのマフラー（応援必須アイテム）だのユニフォームだのをまといとても華やかです。そのなかに、たまに「メンバー」と書かれているマフラーを誇らしげに身につけている人が居ます。このメンバーとは、ファンクラブのようなもので、メンバーであると、通常の試合は無料（か格安。。ちょっと記憶が。。）でメンバー席で試合を観戦することができます。また、人生で一度は観戦したい「グランドファイナル」のチケットが買いやすくなったりします。

で、シルバーメンバーとフルメンバーがあるのですが、このフルメンバーは誰もがなれる訳ではありません。

人数制限があるため、フルメンバーになりたいと思い申し込むと「待ちリスト」に登録されて、待たなければなりません。で、その待ち期間なのですが、とあるセントキルダファンの情報によると、15年程だというのです。

「え、そんなん、待ってる内に冷めてしまうし、いやだわ。」と思った私は、まだまだAFLを分かってなかったようです。

「ま、僕らはフルメンバーだけどね」と言い放った彼らは20代の兄弟。彼らによると、父親が大のセントキルダファンで、息子が生まれた瞬間にメンバーに申し込んだというのです。よって、ティーンエイジャーになるころにはメンバーになれたのです。

このように計画的、かつ辛抱強く、家族ぐるみで熱心なファンのみがメンバーになることができるのです。
そんな彼らはメルボルンから四時間ほどの町に住み、おもしろそうな試合があればメルボルンまでわざわざやってくるようです

あと二ヶ月ちょっと、メルボルンに熱い季節がやってきます。　◆ウ

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