2016年5月7日(土)   日本時間19:10ボールアップ   ＠ドメインスタジアム（パース）

FREMANTLE       5.1     7.2      9.8      11.11     (77)

GWS GIANTS     5.1    10.4    13.6     14.11     (95)

ジャイアンツはフリマントルを18点差で下し、パースでの初勝利をあげた。過去に6回、パースで公式戦を行っていたが、勝利したことはなかった。土曜日に行われたゲームでそのジンクスを破る95-77での勝利。対戦相手のフリマントル・ドッカーズは開幕7連敗となった。

試合の転換点となったのは第2クウォーターだった。15分間で一気に流れを引き寄せ、連続ゴールを決めると、ハーフタイムに入るまでに20点差をつけた。

ジャイアンツの監督、キャメロンは試合後にインタビューに答えた。「ドッカーズに一時迫られたが、後半のチームのパフォーマンスには誇りを持っている。」

「もし相手に決定力があれば、第4クウォーターはもっと苦しい戦いになっていたかもしれない。」「相手は、普段は決めてくるところを外していた。」

「ドッカーズとの対戦はいつもとてもタフだ。しかし我々にも試合を読む力がついてきて、できることを全て行って流れを取り戻すことができた。それがとても良い自信につながっている。」

コニリオはミッドフィールドで32ポゼッションの大活躍。ワードも31タッチ、その内コンテスト中のタッチが19、タックルも7つと、自身150試合目に素晴らしいプレーを見せた。ケリーは26ディスポーザル、3つのアシスト、さらにゴールも1つ決めた。マムフォードはラックで活躍し、42回ものヒットアウトを記録した。

一方のドッカーズ、Lachie Nealeは33ディスポーザル、25回のコンテストポゼッションを獲得したがキックの正確性に欠けた。Stephen Hillは27ディスポーザル、Danyle Pearceは26ポゼッションで活躍、Michael Waltersもチームに多く貢献したが、ゴール前での決定力に欠けた。

ジャイアンツは前半、セットプレーでドッカーズを圧倒し、前半の10ゴールの内、セットプレーからのゴールは8つもあった。フォワードインサイド50内のバウンダリスローインからのゴールも4つと、強さを見せた。ラックマンのマムフォードは前半だけで10個のヒットアウトを味方につないだ。試合全体を通しても、14ゴールの内、11ゴールがセットプレーからだった。

ドッカーズの監督Ross Lyonは、復調の兆しも見えたがセットプレーからの得点が試合を決めた、と語った。

「いくつか進歩しているところもあった。」「しかし、我々のボールへのアタックや流れの作り方はまだ足りない。フォワードラインにボールが入った際も、少ししか得点につなげられなかった。一方でセットプレーから簡単にゴールを許してしまった。それが結果に大きく影響していた。」

第3クウォーター、ドッカーズは本来の動きを取り戻し、ジャイアンツに迫ったが、ゴール前でのミスで徐々に流れを失った。

ドッカーズは第3クウォーターにインサイド50のエリアに22回も入ったが、2ゴール6ビハインド、さらに2回はビハインドにも入らずバウンダリラインを割った。一方のジャイアンツは押され気味ながらも、7回インサイド50に入り、3ゴール2ビハインドと効率の良い攻撃を見せた。

ジャイアンツは第3クウォーターの後半から第4クウォーターにかけて、得点が奪えない苦しい戦いが続いたが、スカリーのスナップゴールで勝利を決め、何とかドッカーズの反撃をしのいだ。

来週、ジャイアンツはホームに戻り、ゴールドコースト・サンズと試合を行う。

GOALS

Fremantle: Mayne 3, Ballantyne 2, Walters, Crozier, Pavlich, Suban, Taberner, D Pearce

Greater Western Sydney: Coniglio 2, Johnson 2, Patton 2, Steele 2, Palmer, Lobb, Cameron, Greene, Kelly, Scully

BEST

Fremantle: Hill, Neale, Mundy, Ballantyne, Mayne, Walters

Greater Western Sydney: Coniglio, Shaw, Ward, Mumford, Shield, Johnson

Injuries: Nil

Reports: Nil

Umpires: Brown, Meredith, Findlay

Official crowd: 28,201