一般社団法人日本オーストラリアンフットボール協会
専修パワーズ
前提と結論
うまくことが運ばない場合、勝負を落とした後、批判が自分に向かうと察知した瞬間、人間という生き物は「前提を結論とする」欲求に襲われる。
「体格の違いを強く感じた」 2011年のIC後に選手の口々からこの言葉が出た。日本列島に生まれ育ったフットボーラーは、オーストラリアの、世界の同業者と比べれば一般に筋力と骨格とでは劣る。それは出発点、前提のはずだ。
日本のスポーツ界は「レビュー」を疎かにする。負けても、はい次、とばかり。失敗はなかったことにされる。とことん人を追い詰めようとしない態度は古来からの知恵なのだろうか。特に闘争的スポーツの世界では弱い。責任をあいまいにしたまま、何故負けたのかを「一般化」して逃げる。つまりは広げることで矮小化している。日本のスポーツ環境の貧困、学校スポーツの弊害(サークル)、そして体格の違い…などなど。
しかし、現実に選手は権限を与えられ、メンバーを選び、戦法を構築し、練習を計画したのであれば、社会の在り方や選手の資質のせいにするよりも前に、まず具体的に何をしくじったかを明らかにしなければならない。前提を結論とするのは時間の無駄、歴史の停滞である。
サンズは経験があって強かった、ついその言葉に甘えて、言葉じりをとらえるのを許してもらおう。ひとえにパワーズが「スノーウィー上手い」を敗因にして総括したら始まらない、という例である。
鉄は熱いうちに打ての言葉通り、議論は早いに越したことがない。次なる相手は「マット・ゲイル」である。同じ繰り返しは進歩にならないのだから今までとは異なる展開を示したい。
早雲
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