評論家方に言わせると「ハーフフォワードは死んだ」だそうですが、言い方を変えると「ミッドフィールダーここにあり」なのでは。早くて競い合いに強くてゴールが蹴れる、マルチ・タスキングな選手を中盤に有するチームが強いのね。ポジションがますますボーダーレスになっている印象です。
 
今節はいずれも順当勝ち、それでもはらはらどきどきの金曜日。負けこそすれ、アデレード、本当にいい、です。いまやリーグ一のラックと高さのあるフォワードラインで負け知らずのノース、敵方のケガ人続出とツキも味方に。



主力のケガでここまでかと思ったブルドッグス、試合ごとに新ヒーロー登場で頼もしいかぎり。ドッカーズはNat Fyfeが足にヒビで緊急手術、どこまで続くぬかるみぞ。
 


カールトンはキャプテンの活躍はじめ、ようやく明るい。デーモンズ5年ぶりの連勝、Max Gawnにはしびれたぜ。こういうらしくない選手が必要だったんだ。恒例のアンザックディ・マッチは8万5000人入ったそうだけど、ゲーム終了まで残っていたのは3分の２くらい？どちらのチームも問題山積み。
 



ホーソン 112 - アデレード 109                        
シドニー 88 - ウエストコースト 49
ノースメルボルン 119 - ゴールドコースト 81
ウエスタンブルドッグス 120 - ブリスベン 67
ジロング 107 - ポートアデレード 59
グレートウエスタンシドニー 126 - セントキルダ 79
カールトン 72 - フリーマントル 68
メルボルン 129 - リッチモンド 96
コリングウッド 142 - エセンドン 73
 
６節、負けなし１位のノース対ケガのキャプテンの薫陶よろしく若手が奮闘中の2位ブルドッグスは超楽しみ。フリーマントルの初勝利は今節もお預け？ちなみにスーパーリーグのサンウルブスは8試合かかったよ。今年初のファイナルシリーズ登場が期待されるGWS、プレミアチームの胸を借りてどんと戦ってください。明るい題材が乏しい2チームの対戦は今シーズンBrett Deledioが初出場予定のRichmondに分あり。チェアマンの「投資に見合うように」発言でチームがドン引きと伝えられるポート、もとの木阿弥にはならなきゃいいけど。Gazzaに頼らないチームに育ったゴールドコースト、それでもやはり「元・チームとの対決」の冠は避けられず。しかも今シーズンはプラス・Danger、モダン・フットボールの華、シルキーでガッツのあるミッドフィールダ―が揃い踏み。ウエストコースト、統計的にいけば地元全勝ならアウェイで全敗してもファイナル出場可能。そうなりそうかも、とは言いませんけどね。（ゆ）。
 
4月29日（金）ノースメルボルン-ウエスタンブルドッグス  
4月30日（土）メルボルン-セントキルダ、アデレード-フリーマントル、グレートウエスタンシドニー-ホーソン、ポートアデレード‐リッチモンド、ジロング‐ゴールドコースト
5月1日（日）シドニー-ブリスベン、エセンドン-カールトン、コリングウッド-ウエストコースト