AFLでただいま禁句のFワードは「フリーキック」らしいです。この節、1試合平均なんと４５！先週が３５だったらしいから１０アップはすごい。おかげで久しぶりに１００点越えのゲームが多くて、観ているほうはかなりおもしろかった、けど負けたチームはそうとも言ってられないらしくてリッチモンドは終了直前にペナルティをとられたBachar Houliが戦犯扱いされてるけど、それより１８ビハインドを何とかするべき。



同じくらいどきどきしたのは次の試合。ポートはファイナル出場するべしの使命から解放されたからなのか？昨シーズンを思わせるような自在な試合運びで逆転勝ち。マイ・ダーリンは２年連続でMark of the Yearを獲得できそうな身体が水平になるハンガーに失敗、グラウンドに叩き付けられても瞬時に立ち上がってボールを抑えられるのがすごい。キャプテンの粘りづよい活躍ぶりには「男やの～」とうなったわ。キャプテンといえば、今度は膝を痛めてついにシーズン絶望となったGary Ablett、こんな年もあります…。逆に今までなかったことがすでに「レジェンド」でしょう。
 


ニューヒーローDarcy Mooreの５ゴールでも勝てなかったコリングウッド、一方のブルドッグス、来てます。ファイナル８入りはもはや間違いなし。ノースメルボルンのBrent HarveyはVFL/AFL史上4人目の400試合を２ゴールで勝利。



ホーソン173 - カールトン 35
ジロング 69 - グレートウエスタンシドニー 42
アデレード 125 - ゴールドコースト 80
フリーマントル 82 - リッチモンド 78
ポートアデレード 129 - エセンドン 116
ノースメルボルン 110 - ブリスベン38
ウエスタンブルドッグス 104 - コリングウッド 86
セントキルダ 83 - メルボルン46
ウエストコースト 103 - シドニー 51
 
リッチモンド、続けてこの組み合わせはかわいそう…でも何が起こるか分かりましぇん。ブルドッグスの戦いぶりには今週も目が離せない。GWSは残念ながら今シーズンは息切れか、スビアコでフリーマントルを倒したらこの先、まだドラマがありそうだけど（ゆ）。
 
7月31日（金）ホーソンーリッチモンド、
8月1日（土）ジロングーブリスベン、コリングウッドーメルボルン、シドニーーアデレード、カールトンーノースメルボルン、ゴールドコーストーウエストコースト、
8月2日（日）ポートアデレードーセントキルダ、エセンドンーウエスタンブルドッグス、フリーマントルーグレートウエスタンシドニー
 

寒波の影響なのか、何なのか、いずれの試合も大荒れ。マッチレビューパネルにかかった件数はなんと15件。Ty Vickery(リッチモンド＝２試合)にはじまり「ミスター・ナイスガイ」Drew Petrie（ノースメルボルン＝１試合）、さらにはNat Fyfe（フリーマントル）、Sam Mitchell（ホーソン）（この2人は罰金だけ、出場停止はなんとか回避）。



そして究極はJoel Selwood（ジロング＝1試合）の「手羽先折り」。過去に同じようなケースでChris Juddはたしか４試合出場停止になっていたのでは。判定はいずれもスタープレイヤーに甘いという批判があります。
 
 

なんでこの試合に勝てないメルボルン、兄弟対決はノースの圧勝。アデレードはよくぞ戦いました。感きわまって涙涙でグラウンドを去るチームに総立ちで拍手を贈ったスビアコのファンは素晴らしかった。


 

ポートアデレード 66 ― コリングウッド 63
リッチモンド 71 ―  カールトン 41
エセンドン 69 ― メルボルン 60
ウエスタンブルドッグス 95 ―  ゴールドコースト 73
ノースメルボルン 120  ― ジロング 79
ウエストコースト 147 ― アデレード 91
グレートウエスタンシドニー 84 ― セントキルダ 49
ホーソン 115 ― フリーマントル 73
シドニー 70 ― ブリスベン 49
 
対戦相手のチーム状態が今いちだったとはいえ、ついに本領発揮のホーソン、前節に続いて相手をギッタギッタにするのでは。そしてアデレードダービー、こちらは両チームそろって多分涙でぐしゃぐしゃ、いいゲームになることをPhil Walshも草場の陰から願ってると思うよ。ちょっとじり貧状態になってきたコリングウッドは踏ん張りどころ。ウエストコーストはグランドファイナルを十分狙えるスキのなさともっぱらの評判。（ゆ）
 
7月17日（金）ノースメルボルンーエセンドン、
7月18日（土）ジロングーウエスタンブルドッグス、ゴールドコーストーグレートウエスタンシドニー、コリングウッドーウエストコースト、シドニーーホーソン、フリーマントルーカールトン、
7月19日（日）メルボルンーブリスベン、ポートアデレードーアデレード、セントキルダーリッチモンド
 

今シーズンAFL史上最年長の５５歳で初めてシニアコーチに就任したアデレードのPhil Walshが金曜日の早朝、こともあろうに息子に刺されて急死。はじめて「試合がなくなった」と聞いたとき、そしてその理由を聞いたときはショックで頭が真っ白。

　

それでもシーズンは続く、ゲームは続いていく。AFLはもちろん、NRLでも試合前には黙とうがささげられたこの週末。2013年、コールマンを狙える快進撃を続けていたTaylor Walkerのケガ、2014年のDean Bailey（戦略コーチ＝当時）の病死とご難が続くクロウズに今いちばん必要なのはPatrick Dangerfieldの契約更新でも、ファイナル８入りでもなくて、「お祓い」なのでは。

　

そしてもう１チーム、エセンドン。キャプテンJobe Watsonは2週間前の試合での肩の脱臼が悪化し手術へ。今シーズンは出場絶望、おまけに記念の２００試合をセインツに１１０ポイント差で負け、そのまま引退？という噂も。インタビューを読むとゲームに対する執着がなくなっている感じがすごく気になる。
 
　

ゴールドコースト、10試合ぶりにGary Ablett出場、結果をみよ。リッチモンドはスリリングな逆転勝ち。来週こそはチームソングを思う存分、歌ってください。
 
　　

シドニー94 - ポートアデレード 84
ホーソン 101 - コリングウッド 91
リッチモンド 78 - グレートウエスタンシドニー 69
ゴールドコースト 125 - ノースメルボルン 70
ウエスタンブルドッグス 64 - カールトン 53
ウエストコースト 114 - メルボルン 60
セントキルダ 162 - エセンドン 52
フリーマントル 84 - ブリスベン 48
 
アデレードの臨時コーチ、Scott Camporealeは無難としても、そのお目つけ役を引き受けたJohn Worsfold、新陣営初の対戦相手が前チーム。もちろん知っていただろうに。この方、本当にタフです。前節は事件の影響からか、全体的に重たい控えたムードだったけど、今週の日曜日、ロンセストンは間違いなく熱い。（ゆ）
 
7月9日（木）コリングウッドーポートアデレード、
7月10日（金）リッチモンドーカールトン、
7月11日（土）エセンドンーメルボルン、ウエスタンブルドッグスーゴールドコースト、ノースメルボルンージロング、ウエストコーストーアデレード、
7月12日（日）グレートウエスタンシドニーーセントキルダ、ホーソンーフリーマントル、シドニーーブリスベン

僅差の好ゲームが多かった。６試合だから４日かけてびっちり付き合えたけど、９試合だったらかなり疲れたな。両チームともディフェンシブでかなり硬直したゲームだったのが木曜日、それでもボールあるところにNat Fyfeあり。



前半からかなり荒れ模様で３２ポイント差を第３クォーターで２ポイント差のリードまで猛チャージ、キャプテンの「こんなのアリ？」のゴールまで飛び出したリッチモンド。Jackも６ゴールと絶好調。ただいま４勝１敗とアウェイで強いと言われているけど、地元の熱狂的なファンは案外足かせかも。



前半互角だったエセンドンとホーソンの差は、スーパーマリオことPaul Puopolo。流れを変えるコンバージョン、正確なパスとキックが光る。

 

上位チームのようなスキのない戦いぶりを見せたブリスベンをからがら振り切ったアデレード。セントキルダはまたまた及ばず。



カールトンはGary Ablett出場もう1週見送りのゴールドコースト相手に連勝。サンズには昨年オフシーズンのコカイン・パーティ疑惑の報道も出ていいことなし。



フリーマントル 80 - コリングウッド 73
リッチモンド 95 - シドニー 77
ホーソン 114 - エセンドン 76
アデレード 82 - ブリスベン 69
ウエスタンブルドッグス 62 ‐ セントキルダ 56
カールトン 103 － ゴールドコースト 69
 
７月に入っていよいよ後半戦の第１４節。ポートアデレードのファイナル生き残りがかかる木曜日はBuddyとKurt Tippetがそろって前試合のラフプレイによるお咎めで出場停止、ポートにまだツキは残っている？どちらにとっても大一番の４位５位対決の金曜日、もう来シーズン決まりみたいに報道されているPatrick Dangerfieldがムコ入り予定のジロングと対決する日曜日が注目。（ゆ）。
 
7月2日（木）シドニーーポートアデレード、
7月3日（金）コリングウッドーホーソン、
7月4日（土）リッチモンドーグレートウエスタンシドニー、ゴールドコーストーノースメルボルン、ウエスタンブルドッグスーカールトン、メルボルン－ウエストコースト、
7月5日（日）エセンドン－セントキルダ、アデレードージロング、フリーマントルーブリスベン

会社でやっているティッピングは月曜日の朝、週末の結果がメールで来ることになっていて、6試合のうち3試合しか当てられなかった先週は「Sad Tipping」、そして自己最低記録の1試合だけだった今週は「Terrible Tipping」。もうみんなの笑いものです。でも番狂わせだらけで本当にむずかしかったんだってば。

まず、クロウズが地元で負け…たじゃないですか。今シーズン、スロースタートだったホーソンだけどここへ来てコマがそろってきた。



リッチモンドは番長＝Dustin Martin全開なれど、やはりNaitanuiに手こずり痛い黒星。ウエストコーストはすべてのエリアにソツがない。今シーズンほとんどノーマークだけにずばりベスト4フィニッシュを予想。
 


そして再び「あ～あ」のポートアデレード。なんなんですか！あの超カールトン寄りのアンパイアリング。第１Qに突き放せなかったのも問題だけどMCGの短い日の寒さが骨までしみたわよ。
 


そして最高の番狂わせがメルボルン。300試合を飾れなかったCorey Enrightには申し訳ないけど、文句なしの勝利で15位へ。上位にも勝って、お願い。それにしてもJoel Selwoodって鼻血のプリンス。
 

 
ホーソン 114 - アデレード 85
ウエストコースト 90 - リッチモンド 70
カールトン 110 - ポートアデレード 106
ノースメルボルン117 - グレートウエスタンシドニー 61
ウエスタンブルドッグス146 ‐ ブリスベン 74
メルボルン113 － ジロング 89
 
第13節も前節と同じく６チームがお休み。今年「ナンで？」と言われながらもただいま4位のコリングウッドが首位ドッカーズに挑む木曜日、イーグルス相手に星を落としたリッチモンドが2004年以来勝てていないSCGに乗り込む金曜日は楽しみだな。ブルドッグスはここで連勝して久しぶりのファイナル８入りを固めたいところ。カールトン、この試合も審判は味方してくれるかしら（ゆ）。
 
6月25日（木）フリーマントル-コリングウッド、
6月26日（金）シドニー-リッチモンド、
6月27日（土）ホーソン-エセンドン、ブリスベン-アデレード、ウエスタンブルドッグス‐セントキルダ、6月28日（日）カールトン－ゴールドコースト